連休明けの調査ラッシュ

こんにちは。
爽やかな初夏の風が
気持ち良い季節ですね。

GW疲れがようやく
抜けてきた深尾です


さて、連休が明けて3日目。

顧客様から
次から次へと連絡がくるのは

「監督署がきました!」
「〇〇までにこの書類を用意しないといけません!」
「年金の調査が入ります!」


などなど
各役所からの調査についてのご相談。

各役所っていうか
労働基準監督署の調査が9割



と、いうことで!


今日はどんなタイミングで
労働基準監督署の調査(臨検監督と言います)
があるのかお伝えします。

臨検監督のタイミングは4つ!

1 定期監督
2 申告監督
3 災害時監督
4 再監督


1 定期監督

最も一般的な調査が定期監督です。
多くの調査はこの定期監督に該当します。

こちらは
定められた監督計画に従って
毎月行われる調査。


対象の事業所は
監督署が任意で選んでいます。

事前に日程の連絡が
くることがほとんどですが

突然事業所に訪問するケースや
監督署へ呼び出されるケースもあります。

2 申告監督

会社に在籍中の従業員や
退職者からの申告によるものです。

いわゆる「タレコミ」ですね。

不当解雇、有給休暇とか色々あるけど
まぁ多いのは残業代未払いでしょうか…


申告内容をもとに
企業の実態に違法性があるか?
を確認される流れとなります。


ちなみに

労働者からの了解を得た上で
申告監督であると明かされることもあれば

申告があったことは明かされず
定期監督を装って実施することもあります。

3 災害時監督

主に次のタイミングで
労災の再発防止の指導を目的に
実施されます。

  • 労働災害の発生によって被災者が亡くなった場合
  • 労働災害で同時に複数人が被害に遭った場合
  • 労働災害の被災者のうち、一人でも重度の傷害を負った場合


たまたま労災が続いた時なども
くることがありますよー

4 再監督

上記3つの調査で
是正勧告を受けた企業を対象に実施されます。

是正勧告の内容が改善されているかどうかの確認
是正報告書の内容が問題があるので再検査
是正報告書が提出されていないので再検査

などの目的です。


再監督が行われるのは
是正勧告書に記載の期限の後となります。





1~4のいずれも
突然くることもあれば
事前連絡ありの場合もあります


賃金台帳・出勤簿や就業規則などは
ほぼ確実に提出を求められるので


普段から整備しておくのが一番ですが
気を付けるポイントなど
自社では分からないことも多いですよねぇ。

いざ調査!となると
自信満々とはいかない企業様も
多いかと思います。



当事務所では
スポットの是正調査の対応も
承っていますので

困った時には是非お声がけください。
ベテランの社労士が
真摯にご対応させていただきます😀