労働保険料の年度更新に関するお悩み解決事例

■ご相談内容

これから労働保険料の年度更新
をやろうとしています。

賃金集計をする際に気を付ける
ポイントなどありますか?
 

■ご回答

よくある間違いとしては、
次のような点が多いです。
 


①兼務役員の役員報酬まで
 集計してしまう

②退職者の賃金や賞与の集計
 を忘れてしまう

③業務経費など集計不要な
 金額まで集計してしまう

④出向者の労災保険の集計を
 忘れてしまう

⑤エクセルの関数に頼りすぎて
 間違える
 
 
具体的にお話ししますと、

①兼務役員のケース

兼務役員の方ですと

・役員報酬:10万円
・基本給:40万円

のように役員報酬と賃金が
別に支給されるケースが
多いかと思います。
 
この場合、基本給40万円のみ
集計すれば良いのですが、
 
役員報酬10万円も含めて
集計してしまう間違いに
注意してください。
 
また、兼務役員ですと

・役員報酬からも雇用保険料
 を誤って徴収していた
 
・離職票作成時に役員報酬も
 含めて記載してしまった
 
などの間違いも多いので
合わせてご注意ください。
 
 
②退職者の集計漏れのケース
 
労働保険料の賃金集計には、
当然退職者の賃金や賞与の
集計も必要です。
 
社労士へ委託する場合も
忘れずに退職者の賃金も
含めてお渡ししてください。
 
 
③業務経費のケース
 
経費で立て替えたものを
給与と一緒に業務経費等
の名目で支給する場合、
 
この業務経費等も含めて
計算しないように気を
つけましょう。
 
 
④出向者のケース
 
出向者の場合、労災保険
は出向先で賃金集計を
する必要がございます。
 
出向先の会社の場合は、
少々面倒かと思いますが
 
出向先の会社に出向者の
賃金を教えてもらう必要
があります。
 
相手が大手企業ですと
言わなくても、資料を
くれたりしますが。
 
集計漏れがないように
注意しましょう。
 
なお、雇用保険については
出向元で計算しますので、
出向先では集計不要です。 
 
 
⑤エクセルでの集計ミス
 
一番悲しいミスかも
しれません。
 
頑張って集計して、転記
ミスもしっかり確認したが
 
エクセルの関数の範囲が
ズレていて、合計金額が
間違っていた。
 
といったケースも多いです。
 
マウスで集計表をすべて
反転させて合計金額だけ
でもチェックすれば、
 
このようなミスは防げるの
ですが・・・。
 
 
エクセルの関数は便利ですが
最後の合計金額のチェック
などは是非行ってください。
 
 
■最後に

過去の賃金台帳などから
エクセルの集計表への
転記をされている会社様は、
 
今からですと、クラウドの
給与ソフトなどがおすすめ
です。
 
ソフトが勝手に自動集計
してくれますので。
 
ただし、給与ソフトの場合も
従業員の正しい登録が前提
ですのでご注意ください。
 
 
当事務所では、年度更新の
スポットだけのご依頼も
可能性です。
 
いつでも頼ってくださいね。

 
■お客様情報

清掃業 1~5人規模